CVR
CVRとは?
CVRは、取り扱う商材やビジネスモデル、ウェブサイトのユーザビリティ(使い勝手)など、様々な要因によって大きく左右されます。例えば、不動産のような高額商品と、食品のような日常品では、CVRに大きな差があって当然です。また、ユーザーが商品購入をスムーズに完了できるよう、ウェブサイトのユーザビリティを改善した結果、CVRが向上するケースも多々あります。(図2参照)
このように、CVRは様々な要因に左右される為、「○%程度のCVRが普通」という、一般的な平均値は特に存在しないと考えてよいでしょう。
それよりも、自社のウェブサイトの、現状でのCVRを把握し、それを基準値として考える方が有効です。
この基準値(現状の自社サイトのCVR)はつまり、自社サイトの販売パフォーマンス(能力)といえます。ウェブサイト=お店までわざわざ立ち寄ってくれた人に対して、どれだけ実際に商品を販売できているかを測る指標です。
自社サイトのCVRが把握できれば、様々な試算が可能になります。
例えば、メール広告を出稿する場合。平均的なクリック率が1.5%で、配信単価が10円のメール広告媒体を利用するなら、自社サイトのCVR値を利用して、このメール広告媒体の利用が費用対効果に見合いそうかどうかをシュミレーションすることができます。(図3参照)
実際にこのメール広告を出稿してみて、広告からウェブサイトに来てくれた人のCVRが、自社サイトの平均値よりも高ければ、この広告からの見込み客集客は精度が高かったと言えます。逆に、平均値を下回るCVRであれば、セグメントなどを見直す必要があるかもしれません。
もちろん、メール広告に限らず、様々な有料施策にこの試算を応用できます。集客にどの程度のコストを許容できるのかをシュミレーションする為にも、自社サイトのCVR把握は重要です。
「CVR」に対する理解はどんな事に役立つ?