離脱率
離脱率とは?
離脱率を知る最大の目的は、ウェブサイト(またはウェブサイト内の特定のページ)を改善することにより、コンバージョン率を高め、サイトからの収益を拡大することです。
その為には、まずアクセス解析を利用して、自社サイトの離脱率を調べてみましょう。 どこに問題があるかを把握できれば、わずかなメンテナンスで、大幅に離脱率を低減し、コンバージョン率を高められるケースもあります。
特定のページの離脱率が高い場合は、そのページをよく見直してみる必要があります。 特に商品やサービス内容の紹介ページ、よくある質問(FAQ)などのページでの離脱率が高い場合は要注意です。このようなページにアクセスする訪問者は、その商品やサービスにある程度興味を持っている人たちだと考えられます。
にも関わらず、離脱率が高いということは、本当に知りたい情報が得られなかった、次の行動に移る為の動線が上手く機能していない、または商品やサービスの魅力を訪問者に十分にアピールできなかった、などの原因が考えられます。
また、商品購入や資料請求などの最終成果となるアクションを起こすつもりの訪問者が、ショッピングカートや資料請求フォームなどの最終段階で多く離脱してしまう場合もあります。 せっかく購入意向を持って行動を起こしてくれている見込み客を、成果獲得寸前で逃がしてしまっているケースが意外に多いのです。
このような事態を避けるため、自社サイトの「最終成果獲得直前ページ」の離脱率を確認してみましょう。商品販売サイトであればショッピングカート、及び注文者情報の入力ページ、資料請求や登録サイトであれば申込み・登録フォームのページがこれにあたります。
ビジネスモデルやサイト構成によっても、この段階での離脱率は左右される為、何%程度であれば許容範囲内ということは一概に言えませんが、アクセスユーザー数に対して離脱者があまりにも多い場合は、至急ページ上に何らかの改善を施したほうがよいでしょう。
具体的には、実務に差し障りのない範囲で取得項目を可能な限り少なくする、セキュリティや個人情報保護に関する表記を明記する、名前やふりがな、住所などの記入方法の具体例を表示する…など、利用者が不便や不信感を感じない為の工夫を凝らした改善が有効です。
【離脱率】
【離脱率】
左記の「最終成果獲得直前ページ」での離脱率は、「(ショッピングカートの)破棄率」と呼ばれることもあります。
あるショッピングサイトでは、ショッピングカートの破棄率が90.3%だったところを、ウェブサイトのメンテナンスにより40.3%まで改善したという例が報告されています。
当然、ウェブサイトからの売上げも大幅に伸びたということです。
「離脱率」に対する理解は、どんなことに役立つ?