費用対効果
費用対効果とは?
インターネットに限らず、ビジネスを展開するには、設備や人材、広告など様々な投資が必要になります。
特に広告に関しては、数多くの選択肢が考えられるので、できるだけ費用対効果の高い方法を取捨選択していくことがビジネス全体の効率化につながります。
例えば、ポータルサイトAとポータルサイトBに、同じ50万円でそれぞれ一ヶ月間バナー広告を掲載した場合。かかった「費用」はどちらも50万円/1ヶ月ですが、「費用対効果(費用対効果)」は違うはずです。
ポータルサイトAのバナー広告からは1万クリック、ポータルサイトBのバナー広告からは6千クリックが獲得できました。クリック(=サイトへのアクセス)が最終成果であれば、ポータルサイトAのバナー広告の費用対効果は、ポータルサイトBのバナー広告よりずっと高くなります。(図2参照)
しかし、商品を購入してもらうことが最終成果となるオンラインショッピングサイトでは、商品購入の発生件数という別の観点から費用対効果を考える必要があります。
ポータルサイトAの広告からは3,000円の商品30個の購入が獲得でき、ポータルサイトBの広告からは75件の購入が獲得されていました。(図3参照)
単純に、2つの広告それぞれから発生したクリック数だけを見ていれば、「ポータルサイトBのバナー広告はあまり効果がなかった」と判断し、最終的な費用対効果の低かった、ポータルサイトAのバナー広告を掲載し続けるという、誤った判断をしかねません。
自社のインターネットビジネスにおいて、最終的な利益が発生するポイントはどこなのかを見極めたうえで、あらゆる投資に対する成果(=費用対効果)を確認しましょう。
このような費用対効果の確認作業なしに広告費など投資を続ければ、貴重な資金をどんどんドブに捨てることにもなりかねません。
「費用対効果」は広告に限らず、ビジネスにおけるすべての投資に対して必要となる重要な指標です。
特にインターネットビジネスの場合、アクセス解析ツールなどを活用して、丁寧にトラッキングを行うことで、投資(広告、SEO対策、サイトのメンテナンスなど)ごとの費用対効果を正確に把握することができます。
「費用対効果」に対する理解はどんなことに役立つ?