インターネットビジネスを運営する人、始めたい人のためのインターネット広告用語辞典

直帰率

ちょっきりつ
2007.10.3. UP!
Exit Rate

直帰率とは?

ウェブサイトに訪問した人が、入口となった最初の1ページ目だけを見て、サイト内の他のページに移動せずにサイトから離脱(ブラウザを閉じたり、他のサイトに移動してそのサイトを退出すること)してしまう割合。(図1参照)

直帰率が最初の1ページ目で退出してしまった人の割合を表すのに対して、「離脱率」は最終成果にまで至ることなくサイトを退出してしまった人全体の割合を指す。

ウェブサイト全体、または各ページごとの直帰率を知るためには、アクセス解析を行う必要がある。

(図1)「直帰率」と「離脱率」の違い

「直帰率」に対する理解は、どんなことに役立つ?

せっかくサイトに訪問してくれた人を、入口で逃がしてしまっていませんか?

直帰率が高いということは、せっかくウェブサイト内に用意した様々な情報を見てもらうことなく、ウェブサイト上で販売・紹介したい商品やサービスの魅力を十分アピールできずに多くの訪問者を帰してしまっているということになります。

検索エンジンインターネット広告、外部リンクなどからウェブサイトに訪れる人は、わざわざ検索したり、または広告やリンクバナーなどを見て何らかの興味を感じて訪問してくれた人ですから、効果的に商品やサービスの魅力を伝えることができれば、高い確率で成果につながるはずです。

まずはウェブサイト内で入口として多くの訪問者を集めているページのうち、直帰率の高いページをアクセス解析で発見しましょう。直帰率の高いページは、訪問者が知りたい情報を十分に提供しきれていなかったり、他のページに移動しようとして何らかの原因で挫折させてしまっている可能性があります。

このようなページを改善することで、直帰率を低減すれば、サイトの入口からもう一歩お店の中に足を踏み入れてもらい、商品やサービスのメリットを十分に説明する機会が得られます。結果的にコンバージョン率が高くなり、サイトからの収益も高めることができます。


特に費用をかけて獲得したアクセスからの直帰率には要注意。

PPC広告バナー広告など、有料広告から費用をかけて獲得したサイトへのアクセスは、特にムダにしてはいけないものです。 これらのアクセスからの直帰率を調べてみましょう。

直帰率が高い場合は、広告でアピールしている内容とランディングページの内容がずれてしまっている場合があります。

せっかく広告内のある謳い文句に惹かれてサイトにアクセスしたのに、サイト上(のランディングページ)では、その謳い文句に関する記述が見つからない、あるいは詳しい情報にアクセスする為のリンクが見つからない、などの理由で直帰率が高くなってしまっている場合もあります。(図2参照)

このような場合は、広告の内容に応じたランディングページを別途用意する、ランディングページ最適化によって直帰率を低減し、広告の費用対効果を高めることが可能です。

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