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ロングテール

ろんぐてーる
2012.6.20. UP!
Long Tail

ロングテールとは?

ECサイトにおいて、主要な売上げを稼ぐ一部の商品以外の、ニッチな商品が重要な収益源となる現象。
下図のようなグラフの右側部分(ニッチな商品の売上)の形状が、動物の尻尾(テール)のように見えることからこう呼ばれる。(図1参照))

ネットショップの中でも、特に取扱い商品数が膨大な大規模サイトに見られる現象といえる。
あらゆる書籍を取り扱うAmazon.comなどのビジネスモデルを説明するために提唱されたキーワード。

(図1)ロングテール現象を表すグラフ

ロングテール理論を活用できるネットビジネスとは?

取扱い商品の幅が広いECサイトにあてはまるモデル

ロングテール」というキーワードがしきりに囁かれた時期がありました。
従来のビジネスでは大きな収益源とならなかったニッチな商品が、インターネット上では大きな利益を稼ぐ……ということで、新たな収益源として注目を浴びたようです。

確かにロングテールは興味深いビジネスモデルの一つと言えますが、すべてのECサイトが導入できる概念ではありません。

まず第一に、ロングテール効果を得るためには商品ラインナップの幅を非常に広くすることが求められます。
一般的なECサイトの場合、当然それだけの在庫を抱える負担を考慮しなければいけません。

また、本当に「テール」にあたる販売数の少ない商品が、十分な利益を確保してくれるのかどうかも検討する必要があります。

ロングテールで成功したビジネスの典型例であるAmazon.comの場合は、主力商品が書籍やDVDなど、商品ラインナップの幅がもともと膨大に広いジャンルであることに加え、嗜好性・リピート性の高いアイテムであるため、どんな人でもその幅広い商品ラインナップの中の、いずれかのアイテムを複数回にわたって購入する可能性があります。

また、ラインナップを充実させていること自体がブランディング戦略の要となりますから、ロングテールとは非常に相性がよいビジネスモデルだったといえます。


ロングテール理論があてはまらないネットビジネスとは?

当然のことながら、印鑑や結婚指輪など、一生のうちに何度もリピートしないアイテムや、携帯電話のようにそもそもの商品ラインナップの幅が広くないアイテム、贈答品のように無難な商品に人気が集中しがちなアイテムでロングテール効果を得るのは不可能です。

また、服飾品や最新家電のように季節変動の大きすぎるアイテムは、在庫が古くなると商品価値が大幅に下がってしまうため、ロングテール効果を得るようなECサイトの展開は難しいでしょう。

世界中の人がアクセスできるインターネット上では、実店舗では売りにくかった、嗜好性が非常に高く、ニッチな市場しか持たないアイテムが売りやすいことには間違いありません。
このような市場を開拓していくのもインターネットビジネスの醍醐味の一つといえます。

一方、そのようなアイテムでロングテール効果を得るには、見込み客のアクセスの獲得と、サイト上での販売戦略において十分な工夫が必要となることも事実です。
自社で販売可能な製品・コンテンツは、どのようなビジネスモデルにあてはまるのか、よく整理したうえで戦略を立てることが重要です。


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