SMO
SMOとは?
SNSやブログなどの「ソーシャルメディア(CGM)」から、自社サイトへのアクセスを獲得しやすいように、サイトを最適化すること。(図1参照)
ソーシャルメディア最適化「Social Media Optimization」の略。
CGMユーザーの増加に伴い、これらのメディアが消費者の購買行動に与える影響が増している。そのため、自社商品や サービスがCGMで取り上げられるよう、積極的に対策を行う企業が登場している。
ブログやSNS、Twitterなど、さまざまなソーシャルメディアに自社のコンテンツを取り上げてもらうためには、具体的にどうすればよいのでしょう。
「SMO」というキーワードの提唱者である、米Oglivy Public Relations社のRohit Bhargava氏は、SMOの具体的なポイントを以下の5つにまとめています。
@ サイト内のコンテンツを充実させることで、リンクされる可能性を高める
当然のことながら、多くの人の興味・関心を惹き、役に立つ情報を提供していなければ誰もリンクしてはくれません。
A簡単にお気に入り登録やタグづけをしてもらえる状態にしておく
「お気に入り登録」ボタンや、トラックバック用URLの表示など、リンク元サイトに手間をかけない工夫が必要です。
Bリ ンクしてくれたサイトへのメリット(トラックバックリストの表示など) 関連キーワードを提供する
自社サイトからリンク元サイトへの逆アクセスも期待できるというメリットを提供することで、積極的なリンクを促します。
C PDFやPodcastなどのファイルデータも用意し、Webの外にコンテンツを持ち出せるようにする
あらゆるサービスのユーザーに、自社のコンテンツに接触してもらう可能性を高めます。
D地図閲覧や動画閲覧など、様々なサービスとも連携する
ユーザーの利便性が増すことでコンテンツの魅力度が向上し、結果的にリンクしてもらえる可能性が高まります。
AとBは、ちょとした配慮で比較的簡単に実施できるテクニックです。CとDも、コンテンツによっては少し手を加えるだけで実現するでしょう。
しかし、最も根本的かつ重要なのは@の、「リンクしてもらうだけの価値があるコンテンツを提供する」ことです。 「そんなコンテンツ、うちには無い……」と、簡単にあきらめないでください。Webサイト上で単に商品を宣伝するだけでなく、自社 が持つ知識やノウハウを、サテライトサイトやブログで、ユーザーに役立つコンテンツとして提供できないか、一度考えましょう。
とにかくすぐに商品を売ろう! という意識から離れ、長期的な消費者の囲い込みに視点を移してみれば、商品や業界に関する基礎知識、製品の活用方法、アフターケアなど、新たなコンテンツになりうるソリューションは意外に見つかるものです。
また、Q&AサイトやSNSなどのCGMをチェックして、自社製品と関わりの深いトピックを探してみるのもよいでしょう。
このようなソリューションを積極的にコンテンツ化して公開していくことは、CGMなどからのリンクの可能性を高めていけるだけでなく、検索エンジンからも幅広いユーザーをサイトに誘導することができます。
また、自社のWebブランディングにも役立ちます。
その際に、A〜Dのポイントに留意したページ作りを心がけます。
また、せっかく作ったコンテンツページも、それ単体ではビジネスの最終成果には結びつきませんから、メインサイトへの導線もしっかり確保しておくことを忘れてはいけません。
【SMO】
【SMO】
元来Webは運営者が予想もしなかったところからユーザーが飛び込んでくる可能性の高いメディアですが、ソーシャルメディアの活発化で、さらに様々な方法・文脈からのアクセスを想定する必要が生じています。
ブログやサテライトサイト(衛星サイト)などからも、商品・サービス紹介などのメインコンテンツに移動しやすくしておきましょう。
「SMO」の具体策は?