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ソーシャルネットワーク

そーしゃるねっとわーく
2012.8.1. UP!
Social Networking Service

ソーシャルネットワークとは?

ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略。
インターネット上でコミュニティを形成し、ユーザー同士が様々な形でコミュニケーションできる会員制サービス。
代表的なソーシャルネットワークとしては「mixi」や「GREE」、「Facebook」などが挙げられる。

会員はソーシャルネットワーク内でメッセージ交換やお互いの日記の閲覧、イベント企画などを行え、いちいち複数の友人・知人とメールや電話で連絡をとりあわなくても、近況報告や情報の伝達などを簡単に行うことができる。(図1参照)
また、出身地や趣味などの共通項を通じ、ソーシャルネットワーク内で新しい人間関係を構築することもできる。

これらの特徴から、ソーシャルネットワークは「人と人とのコミュニケーションを促進・サポートするサービス」 とも定義される。

(図1)ソーシャルネットワークのしくみ

ソーシャルネットワーク がビジネスに与えるインパクトは?

コミュニケーションに特化した消費者参加型メディア

ソーシャルネットワークでの手軽なコミュニケーションは、消費者の購買行動にも影響を与え始めています。

企業の編集を介さず、一般消費者の生の声がそのままメディア化関連キーワードされるCGM。
中でもコミュニケーションに重点を置いたソーシャルネットワークは、特定の話題に関心があるユーザー間で、その話題に関連した情報が波及しやすいという特長があります。

このような特性から、ソーシャルネットワーク内への広告掲載や、ソーシャルネットワーク内で積極的に自社の話題を取り上げてもらうための取り組み(SMO・ソーシャルメディア最適化)も有効なマーケティング手法として注目されています。(図2参照)


(図2)ソーシャルネットワークのマーケティングへの利用


ソーシャルネットワークのさまざまな活用方法が広がる

また、特定の話題について形成されたコミュニティ内に消費者の声が溢れているソーシャルネットワークは、新商品開発にも有効と考え、実際にソーシャルネットワークで募った一般消費者の要望を反映した商品を開発・販売する企業も現れています。

エースコックはmixiのコミュニティ内でカップ麺の開発オーディションを行い、2008年12月に二種類の新商品を販売。またコクヨは、ニフティが運営するビジネスソーシャルネットワーク「ビジネススペース」でビジネスパーソンの声を反映した文具開発を行っています。

このような商品は、開発時だけでなく、発売後もソーシャルネットワーク内で話題となる可能性が高いため、販促面におけるソーシャルネットワークの話題波及効果が期待できます。

さらに、ソーシャルネットワークを企業や組織内のコミュニケーション活性化にも役立てようと、社内ソーシャルネットワークを導入する会社も少なくありません。
情報格差の解消や、各従業員が持つ小さな情報を吸い上げて効率よく伝達することで業務改善につなげることが狙いです。

ただ、継続的に各人員がソーシャルネットワークを使い続けることの難しさや、ソーシャルネットワークから得た情報を実際の業務改善につなげるしくみの不備など、効果的な活用には課題も多いようです。

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